ネフローゼ症候群
成人会員の闘病体験
01)

 



<A>東京都の女性会員からのお手紙
レインボー会
吉田様
 早速資料を送っていただき、ありがとうございました。
 昨年5月に発病してから、食事療法、はり治療、腸内洗浄を試し、ステロイドを避けて、蛋白尿(+)までよくなりましたが、それから半年以上・・・何の変化もなく、食事療法のストレス、病気がまた悪くなるのではという不安、仕事のストレス等から今年に入って、「うつ病」にもかかってしまいました。

 HPを拝見し、このような会があること、はじめて知りました。祈るような気持ちで、問診票を送らせていただきます。
 どうぞ宜しくお願い致します。



<B>長崎県の女性会員からのお手紙
吉田将介様
 毎日毎日暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。こちらは元気にしております。8月28日プレドニンが5mgに減りました。尿蛋白もずっとマイナスで腎康丸を飲み始めて今日まで1度の再発もなく、順調です。そんな折、身体がだるく、食欲もない日が続き、風邪かと思っておりましたところ、妊娠していることが分かりました。

 今の段階では赤ちゃんもまだ小さく実感もありませんが、主治医の先生も生むことに賛成してくれて、これまでも同じケースでの出産を何度も経験されており、さほど心配ないとのことです。多少不安はありますが、後向きな気持ちでばかりいますと、精神的にもよくないと思いますし、気持ちも暗くなります。とにかく無事を祈り、頑張るしかないと思っております。これまで通りプレドニンと腎康丸を併用していきたいと思います。

 今回も腎康丸の代行手続きを宜しくお願い致します。毎回お手数をおかけして申し訳ありません。
 吉田様もお体大切にお過ごし下さい。



<C>千葉県の男性会員からのお手紙
吉田将介様
 久し振りにお手紙を差し上げます。いかがお過ごしでしょうか。
 私の方は、お蔭さまでもう最近は再発の心配もせず、大過なく毎日を過ごしております。

 病院からの薬も飲まなくなってから、もう1年ほどになります。腎康丸のお蔭だと、吉田様、趙先生には大変感謝しております。

 会報の『レインボー通信』を受け取りました。どうも有り難うございます。一通り読ませていただき、大変なショックを受けました。久し振りにネフローゼのことを思い出した、という言い方が正確だと思います。正直に告白しますが、半年の入院生活、退院して数ヶ月での再発、病気のプレッシャーとプレドニンのパルス療法の影響で情緒がおかしくなり、屈折した気分で日々を過ごしていた時のこと、自分も誰も信じられなくなっていた時のこと、そういったことを、覚えていたつもりでいながら、すっかり忘れてしまっていた自分に気付きました。

 今回、レインボー通信で治療に努力していらっしゃる患者の皆さん、その周りの方々のことを読ませていただき、ほんの1年前は自分も同じようにギリギリの精神状態で苦しんでいたのだということを思い出すと同時に、お手紙の端々に感じられる患者さんやその周りの皆さんの努力、喜び、苦しみのようなものが自分のことのように感じられ、いたたまれなくなり、涙しております。

 治療に励む全ての皆さんが元気になられることを望まずにはいられません。
 「もう君には普通の人生は送れない」と最初にかかった病院で言われた時の無念さ、回復したらどうありたいかということを考えていた日々、そういうものが今の自分の原点なのだということを思い出させられ、叱咤激励を受けた気がいたします。

 自分を大切にし、もっと前向きに進んでいこうと改めて覚悟した次第です。
 とりとめもない内容で、申し訳ありませんが、近況のご連絡を兼ね、お手紙差し上げた次第です。

 吉田様もお体にはくれぐれもお気をつけ下さい。レインボー会の皆様の「お便り」も、楽しみにしております。これからも宜しくお願い致します。
 それでは、失礼します。

                                                                          

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